
2022年4月11日
こんにちはサブです。桜がきれいな季節で心機一転頑張ろうという気持ちになっている今日この頃です。
今日は関節リウマチの治療目標について少し話をしようと思います。
患者さんにとっても医師にとっても、関節リウマチの治療目標は関節が壊れない、痛くないというところが最終的な目標になるのではないかと思います。
関節リウマチの疾患活動性が高いと関節は壊れやすいですし、当然痛くて通常の生活がおくれないということにつながります。
血圧の治療では収縮期血圧を130未満、糖尿病ではHbA1cを7.0%未満を目標に治療するなど、数字での目標があります。実は関節リウマチにも数字で目標を立てることがあります。
腫れている関節の数、痛い関節の数、血液検査でのCRPや赤沈の数字、患者さんや医師が考えている関節リウマチ活動性の状態(0から100で数字にします)などを組み合わせて数字にするのです(DAS28, CDAI, SDAIなど)。
その数値がどれぐらいになるかをチェックして低疾患活動性~寛解状態にできているかをチェックします。
この状態にある場合は関節破壊がすすみにくいとされているからです。
なかなか実臨床でその数字を計算するのは大変なので、どこまでそれをリウマチ専門医が使用しているかは不明ですが、目標を立てて治療をすることはとても大事だと思います。
私の場合は腫れている関節がない、痛い関節がないということを目標にしています。
それではまた。