高尿酸血症について①

こんにちはサブです。

これまで主に関節リウマチについてお話しすることが多かったのですが、少しリウマチ、膠原病を離れた内容でも良いかなと思い今日は高尿酸血症についてお話したいと思います。

高尿酸血症の状態が続くと、関節液の中の尿酸が溶けきれなくなって結晶化します。これが原因になって関節炎が起きるのがいわゆる痛風というものです。関節リウマチが100-200人に1人の病気ですが、アメリカでは3.9%の方が痛風と診断されています(男性は5.9%, 女性は2%)。実は一番多い関節炎が痛風です。

これを防ぐために高尿酸血症を改善しなくてはならないのですが、生活習慣の改善が必要になってきます。実は食事で改善できる部分というのはそこまで多くはないのですが、やらないよりはやった方が良いです。

肉(特にレバーなど)や海産物、ビールなどはプリン体が多いから避けるようにしている患者さんも多いのですが、実は果糖も代謝されたあとに尿酸の産生を促していしまいます。ソーダ、フルーツジュース、エナジードリンクの取りすぎには注意しましょう。

あとは尿から尿酸を排出しやすいような環境を作るのも有効といわれています。その内容についてはまた明日以降にお話ししたいと思います。

それではまた!

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大好きなコーヒーを片手に、毎日更新を目標に頑張ります! 資格 日本内科学会 認定内科医・指導医・総合内科専門医 日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医

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