乾癬性関節炎の治療薬は痛み止め!?

リウマチ医の羅針盤をご覧いただきありがとうございます。管理人のリウマチ専門医サブです。

関節炎を起こす病気には痛風、関節リウマチなどがよく知られていますが、皮膚の病気として知られている乾癬という病気でも関節炎を起こすことが知られています。

この乾癬性関節炎の治療薬はズバリ、痛み止めなんです。

乾癬性関節炎ではプロスタグランジンが炎症を起こしている部位で増えていることが知られています。このプロスタグランジンが血管を拡張させたり、炎症細胞を引き寄せたり、炎症部位の骨化を引き起こしたりするのにかかわっています。実はこのプロスタグランジンはNSAIDs(エヌセイズ)とよばれる痛み止めで抑えることが期待できます。NSAIDsの中でも胃腸や腎臓への副作用が少ないと言われるCOX-2阻害薬であるセレコキシブ(セレコックス)やエトドラク(ハイペン)をサブはよく処方しています。

患者さんに治療薬として痛み止めを出すと、怪訝な顔をされてしまうのですが、上記のような理由があって処方しているんです。状況によってはメトトレキサートや生物学的製剤、JAK阻害薬も使うことがありますが、まずは痛み止めです。

というわけで、本日は最初の乾癬性関節炎の治療薬は痛み止めというお話をさせていただきました。

参考になればうれしいです。それではまた!

この記事を書いた人
大好きなコーヒーを片手に、毎日更新を目標に頑張ります! 資格 日本内科学会 認定内科医・指導医・総合内科専門医 日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です