
2022年4月11日
こんにちはサブです。なんとか3日坊主にならずに続いています。
今日は有名なリウマチ因子について簡単にお話しをしたいと思います。
リウマチ因子は関節リウマチを疑ったときにする検査です。
関節リウマチの分類基準にも使用されていて診断の一助になります。
ただ、「リウマチ因子が陽性だから関節リウマチ、陰性だから関節リウマチではない。」とはなりません。
例えば、100人の関節リウマチと診断されている方がいるとするとリウマチ因子が陽性になる人は約70人です(感度70%)。
逆に関節リウマチではない方が100人検査を受けるとリウマチ陰性が陽性になる人が約15人もいます(特異度85%)。
関節リウマチは100-200人に1人の病気と言われています。
このことから「関節が痛くなくて、リウマチ因子が陽性」という人の多くは関節リウマチではないということが想像できると思います。
リウマチ因子が陽性になりやすいものとしては、他の膠原病、肝疾患、感染症などが知られています。
ただ、リウマチ因子がこれらの診断に役立つことはほとんどないと思います。。
リウマチ因子については日本リウマチ学会のホームページ(リウマトイド因子 | 一般社団法人 日本リウマチ学会(JCR) (ryumachi-jp.com))にも記載されています。
よければ参考にしてみてください。
それではまた!