夏でもレイノー現象?

暑い日が続きますね!オリンピックも盛り上がっていて、寝不足の人もいるのではないでしょうか?

膠原病患者さんではレイノー現象という血流障害がおこる方がいます。寒いときに手足や指先の血管が収縮することで起こる色調変化(白→紫→赤)が起こります。強皮症、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、シェーグレン症候群、抗ARS抗体症候群などの患者さんではこの症状が出る方が一定数いらっしゃいます。

ご存知の方も多いかと思いますが、指を冷たくしてしまう状況には注意が必要です。冬、冷たい水、冷房の効かせすぎなどは注意が必要です。血流障害により一度指先に潰瘍ができたりしてしまうと、なかなか治りません。とにかく手足を暖かくたもつことが重要です。

手袋やホッカイロを使ったり、洗い物は暖かいお湯などを使うなど普段から注意をしてください。以下にリンクで示した欧州リウマチ学会の推奨では温度変化に関しても注意がされています。外出先で空調がとても寒く設定されているところってあると思います。一枚はおれるものをもっていくのをお勧めします!

Parodis l, et al. Ann Rheum Dis 2024; 83: 720-729.


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