ニューモシスティス肺炎って?

こんにちは。サブです。最近、暑かったり、大量の雨がふったり、気候も落ち着かないですね。コロナの感染も増えていますので、みなさんもしっかりと睡眠とバランスのよい食事をとって風邪をひかないように気をつけてくださいね。

さて、膠原病患者さんはステロイドや免疫抑制薬、生物学的製剤を使っている分、感染症にはより注意が必要です。手洗いやうがい、マスクの着用など、気をつけていることも多いのではないでしょうか。

一部の患者さんでは薬の影響で免疫力が落ちてしまっていて、通常は感染しない感染症にかかってしまうことがあります。そういう感染症を日和見(ひよりみ)感染症といいます。その中でもニューモシスティス肺炎という感染症があるのですが、重症化してしまうことがあるので、主治医が患者さんの状況に合わせて予防の薬を処方することがあります。ST合剤(ダイフェン、バクトラミン、バクタ)が有名ですが、これが使えない人に関してはアトバコン(サムチレール)など他の薬を使用することがあります。

どの患者さんがこの予防薬を服用する必要があるかについては主治医の判断になりますが、私の場合は欧州リウマチ学会の推奨を参考にしてステロイドをプレドニゾロン換算で15-30mgを2-4週以上服用する際には検討するようにしています。また、免疫抑制剤や生物学的製剤などを併用、高齢、肺病変、リンパ球減少などがある患者さんではニューモシスティス肺炎のリスクともされるので注意が必要です。


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